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世界遺産五箇山合掌造りへ日帰りドライブ(12)
合掌造り家屋の萱葺き屋根の葺き替えは15年くらいのスパンで
行われるそうです。国や県、地元自治体等からの補助金等もある
そうなのですが家屋所有者の負担もあるため屋根全体の葺き替え
は、なかなか難しいのが現実のようです。
大量の湿った雪に合掌屋根の棟の茅がむしれてしまうため1年に
一度は、棟茅を締め直す必要があるそうです。
その昔は、萱葺き屋根の葺き替え作業等は、「結(ゆい)」と呼ばれ
る地域の共同作業を行う相互扶助組織で行われていたそうですが
過疎化や住民の高齢化により現在は、地元の森林組合が作業を請
け負っているそうです。また、過疎化により地域の中学校は昨年4月
に1校に統合され、小学校も平成25年4月に1校に統合される予定
なのだそうです。高校も分校が1校あるもののそれ以外の高校への
進学をする場合は、交通不便地のため親元を離れて下宿となるよう
です。正に陸の孤島、沖縄の離島に近いような状況のようです。
このままだとやがて若者が去っていくばかりでしょうね。(>_<)
ところで、「結(ゆい)」というと沖縄のユイマールに通じるものが
あるような気がします。もっともユイマールという言葉は、ウチナ
ーヤマトグチと呼ばれる太平洋戦争後の言葉のようです。(^_^;
♪ユイユイユイ! ユイマール
世界遺産五箇山合掌造りへ日帰りドライブ(9)
菅沼合掌造集落&合掌の里から城端地区方向へ自動車で約15分
に位置する相倉合掌造り集落です。こちらの駐車場も菅沼合掌造集
落同様に駐車場は、500円の協力金が必要となっていました。(>_<)
ただ、民宿営業している家屋もあるので民宿利用者は駐車場に駐車
せず利用する民宿の前まで自動車で進入可となっていました。
(リンクした民宿のサイト↑では、「庄七」が良さげな感じです。)
※↓画像をクリックすると別窓で拡大表示するようにしました。
小さな棚田?がありました。コシヒカリを作っているのでしょうか。
菅沼合掌造集落と異なり相倉合掌造り集落は、家屋が密集して
います。
民宿営業している以外の家屋は、一般家庭の家屋ですので勝手に
敷地内に立ち入ったりしないようにご注意ください。
世界遺産五箇山合掌造りへ日帰りドライブ(8)
合掌の里は、東海北陸自動車道のすぐそばに位置しています。
菅沼合掌集落の駐車場と比べて駐車スペースは広々としています。
しかも、無料駐車場のようなのです。
そうだと知っていればこちらの駐車場に駐車したのに。(T_T)
駐車している車が少ないのは、意図的に無料駐車場への誘導を
避けている節があるからでしょうね。(>_<)
ならば、只野が無料駐車場へのアクセスをWikiLeaks公開しちゃい
ますよ。( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
東海自動車道五箇山ICから国道156号線を菅沼方向へしばらく走行
すると前方に↓の道路標識が見えてきます。
↑の道路標識が見えたら左側に↓の道路標識を探してその標識の
示す坂道を下れば無料駐車場へ行き着きます。
ちなみに路線バスもあるのですが、使い勝手が良くありません。
何せ、往路復路各4便しかありませんから。(^_^;
世界遺産五箇山合掌造りへ日帰りドライブ(7)
とうとう今年も大晦日となってしまいました。(^_^;
あいにくと天候も悪く家に引き籠もりの年の瀬となっています。(T_T)
さて、菅沼合掌造集落の隣りは、合掌の里(五箇山青少年旅行村)
エリアとなっています。
ここには移築された合掌造り家屋が13棟あり、菅沼集落の雰囲気
そのままに、緑に囲まれた中での合掌造り生活体験ができます。
雨だけでなく冬の豪雪を凌ぐ茅葺屋根は、とても厚いです。
一般客は、新田家・松与門・荒井家を団体客は、山下・水上・善五郎
・羽馬家をコテージとして利用することができます。
静かな山里の合掌造り家屋に宿泊して、心安らかに初夢を見るのも
楽しいかもしれませんね。それでは皆様、良い新年をお迎えください。
世界遺産五箇山合掌造りへ日帰りドライブ(6)
菅沼合掌集落には現在12棟の家屋があり、そのうち9棟が合掌造り
家屋なのだそうです。これらの合掌造り家屋は、江戸時代末期(19世
紀前期~中期)に造られたものが2棟、明治時代に建てられたものが
6棟、最も新しいものは大正14年(1925)に建てられたそうです。
白川郷と比べてマイナーな合掌集落の観光地にも関わらず超好景気
に沸く中国人団体観光客がもの珍しそうに見物していました。
こちらは、五箇山民俗館です。
山村生活の知恵が生かされた生活用具約200点が収集・展示されて
いますが有料見学施設です。黒色火薬の原料となる塩硝の材料の採
取、塩硝作り、出荷におけるまでの過程を人形や影絵で紹介している
塩硝の館と2館共通券が大人300円で、1館のみの券は大人210円
です。
ちなみに、↓は春の画像で左手に咲いているのは桜です。
この桜は、名古屋~金沢間に旧国鉄バスが走っていたバス路線に
乗務していた車掌の佐藤良二さんがその乗務路線に約2,000本
の桜の木を植え続けた桜の中の数本にあたるのだそうです。
山が険しく積雪も多いので雪に弱い桜は育たないと言われてきた
ため、佐藤さんが桜を植えられるまで菅沼集落には桜の木は一本
も無かったのだそうです。
春の画像にも山に残雪が写っていましたが12月5日の山にも雪が
チラホラと見えました。
12月下旬になると山は、雪で真っ白になるでしょうね。
五箇山民俗館と塩硝の館以外の家屋は、一般の民家なので土産物
販売や食堂、喫茶店営業している家屋を除いて家屋内に浸入されま
せんようにご注意してください。
TVアニメ「true tears」の劇中で登場した架空の踊りである「麦端
(むぎは)踊り」のモデルとなった「麦屋節笠踊り」です。
もっとも「true tears」では、五箇山の下部に位置する城端地区を
舞台モデルにしていたようですが。(^_^;
ちなみに、町興しのためかアニメで描かれた架空の踊りである
「麦端踊り」を実際に城端地区の方々が実演されたそうです。